天然ガス先物価格($)-リアルタイムチャート速報推移

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天然ガスについて

天然ガスと原油価格
天然ガスと原油価格の関係は複雑に絡み合っている。
単に原油が上がったからといって、天然ガスが下がる、上がるというものでもない。ただ近年の傾向として、天然ガス価格は下がり続けている傾向にある。

天然ガス価格は2008年以降下落が止まらない
理由は単純。生産量の増加が止まらない。
止まらい一つの理由はアメリカのシェールオイルに随伴して生産される天然ガスによって、天然ガスの過剰供給が止まらないのだ。
■実際の生産量は?
2005年:米国の生産量は、日量6万5,000 mmcf未満。
2016年:米国の生産量は、日量約9万 mmcf。約40%増加した。

天然ガス価格は、基本的に2008年以降は下落が止まっていない。
2015年10月限・2016年10月限・2017年10月限のヘンリーハブ天然ガス先物価格は、mmBtu当たり8ドルから9ドルで推移していたが、2016年10月限および2017年10月限の先物価格は現在、3ドル/mmBtuを下回って推移している。

そもそも天然ガスとは
天然に産する化石燃料である炭化水素ガスで、一般に、メタン、続いてエタンといった軽い炭素化合物を多く含み、その他の炭素化合物も含む。
■天然ガスの取引単位
取引単位=10,000mmBtu(百万英国熱量単位)
呼値=1mmBtu当たり米ドルとセント

LNGとは
液化天然ガス(LNG)は、気体である天然ガスを-162℃以下に冷却して液体にしたもの。体積は気体の約1/600しかない。輸送・貯蔵を目的として液化される。
天然ガス資源のほとんどを輸入に頼る日本は、基本的にLNGの形で輸入し、液体のままタンクに貯蔵しています。
気体に戻す際には、海水などを利用するのが一般的。沸点が-162℃のため、海水をかければ十分で、気化するのに大きなエネルギーは必要ありません。街中でも見かける大きな球体のガスタンク(ガスホルダー)には、気化され、臭いが付けられた都市ガスが入っている。

シェールガスとは
シェール層から採取される天然ガス。従来のガス田ではない場所から生産されることから、非在来型天然ガス資源と呼ばれる。アメリカ合衆国では1990年代から新しい天然ガス資源として重要視されるようになった。ただし従来のガスの生産よりコストがかかる。
・シェールガスの原油価格の抑制効果
2014年以前は原油価格が100ドルを超える高値で推移をすることがもあったが、2015〜16年で30ドル近辺まで下落している。これは北米のシェールガス算出増によって、中東諸国の独占に制限がかかるようになってきたことが要因としてあげられる。

シェールガスの推定埋蔵量
1位は中国次いで、アメリカ、アルゼンチン、メキシコと続く。